不動産ニュース / 仲介・管理

2017/11/16

府中の賃貸店舗、テナントを入札で募集

府中髙木ビル
テナントを入札で募集する「府中髙木ビル」外観

 (株)日本商業不動産保証は、同社が進めている「次世代型出世ビルプロジェクト」の一環で、ビルテナントを入札形式で募集する試みをスタートした。

 同プロジェクトは、オフィス賃貸に際してイニシャルコスト削減や経営支援などの仕組みを用意し、ベンチャー企業や中小企業の成長支援を促進するもの。ビルオーナー会社や通信会社、オフィス家具の販売会社などが参画している。

 従来、好条件の賃貸オフィス・店舗はベンチャー企業等に情報が届く前に借り手が決まるケースが多いが、今回の試みは空き店舗情報を広く周知し入居可能性がある企業を一斉に幅広く募集する。ベンチャーや中小企業にも好条件のビルに入居するチャンスを創出するのが狙い。オーナーにとっては、テナント候補がビルをどのように賃料評価しているかを直接知ることができる。

 16日から、プロジェクトに参画する(株)髙木ビルが所有する府中髙木ビル(東京都府中市)の1階店舗スペースを入札形式で募集する。同ビルはJR「府中」駅前に立地。1980年3月竣工で、耐震診断済み。募集するスペースは37.23坪。立地に恵まれていることから、これまでは募集をしてもすぐにテナントが決まっている。

 質問を23日まで受け付け、入札は30日16時まで。12月7日をめどに優先交渉権者を決定する計画。

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