不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/11/16

首都圏分譲M賃料、小幅な上昇継続/カンテイ

 (株)東京カンテイは16日、2017年10月の三大都市圏・主要都市別分譲マンション賃料月別推移を発表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出したもの。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,645円(前月比0.5%上昇)。賃料水準が高い東京都によって牽引される形で、小幅ながら引き続き上昇した。

 都県別では、東京都は3,152円(同0.8%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇して再び3,100円台半ばまで水準を戻している。一方、神奈川県が2,118円(同0.7%下落)、埼玉県が1,551円(同2.1%下落)、千葉県が1,509円(同1.4%下落)と軒並み下落した。中でも平均築年数がやや進んだ埼玉県や千葉県では比較的大きく賃料水準が下げている。

 近畿圏の平均賃料は1,792円(同1.5%上昇)と主要エリアが強含んだ影響で、反転上昇し再び1,800円台目前まで持ち直している。大阪府は2,051円(同1.4%上昇)、兵庫県は、1,647円(同3.1%上昇)と、築古事例の減少に伴って賃料水準が上昇しており、特に築浅事例も併せて増加していた兵庫県では3%超の大幅上昇となった。

 中部圏の平均賃料は1,649円(同2.2%上昇)。愛知県1,691円(同2.4%上昇)となった。

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賃料

賃貸借契約によって賃借人が支払う対価をいう。特約がない限り後払いである。また、地代・家賃については、事情変更による増減請求権が認められている。 なお、借主が実質的に負担するのは、賃料に保証金、預かり金等の運用益を加えた額(実質賃料)である。また、共益費など賃料以外の負担を求められることも多い。

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