
新日鉄興和不動産(株)は30日、物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」シリーズを新規展開すると発表。第1弾となる「LOGIFRONT越谷I」を、12月1日に着工する。今後、新日鉄住金グループの遊休地活用などを含め、首都圏に限らず関西圏やその他エリアで物流施設事業を展開していく予定。
「LOGIFRONT越谷I」は、JR武蔵野線「南越谷」駅徒歩17分、東武スカイツリー線「新越谷」駅徒歩17分に立地。東京外環自動車道「草加」IC約6km、東北自動車道「浦和」IC約10kmに位置する。鉄骨造4階建て、敷地面積2万7,021平方メートル、延床面積6万6,510平方メートル。
1~3階まで大型トラックが自走可能なランプウェイで、着床可能なトラックバースを設置し、効率的な輸送が可能。テナントの要望に合わせて冷凍・冷蔵設備等の設置が可能な汎用性の高い計画とした。アンボンドブレースを採用した制震構造を採用。全館にLED照明を採用し、屋上緑化や駐車場緑化等、敷地全体に緑地を配置するなど、環境対策も行なっている。
敷地東側の一部を埼玉県に提供したことで、都市計画道路八潮越谷線(西方工区)が2017年3月に開通。道路から建物をセットバックする配棟計画とし、敷地内にトラック待機スペースを17台分設置することにより、路上駐車による周辺道路の渋滞を防止するなど、周辺環境へも配慮した。竣工は19年2月の予定。
また同社は、同施設の東側敷地に第2弾となる「LOGIFRONT越谷II」の開発を計画している。