
NTT都市開発(株)は11月30日、保有ビルで、スマートビルディングに関する実証実験を開始すると発表した。
近年、ビル運営・管理におけるテナントニーズの多様化や、メンテナンスコストの削減等の課題に対し、IoT技術等の活用による解決が期待されている。
そこで同社は、人の動きや位置、速度、音などを計測。その結果を分析し、利用状況の見える化や混雑緩和等の新サービスの提供および、ビル運営管理の効率化を目指す。
今回の実証実験では、混雑しがちなオフィスビルの喫煙室を対象に、ユーザーの人数と位置データを測定。また、環境センサーで温度・湿度・CO2などのデータを取得、分析し、その結果から喫煙室の混雑状況の提供や清掃頻度の見直しを行なう。また、リアルタイム空調制御への活用も模索し、ビルの快適性と環境負荷軽減の両立を図る。
なお、今回の取り組みはNTTグループの(株)ディメンションデータジャパンと共同で実施する。