不動産ニュース / 開発・分譲

2017/12/7

スポーツをする子供のいる家庭向け住宅/大和H

「アクティブ土間のある家」外観

 大和ハウス工業(株)は、全国で展開している地域密着型のオープンハウス「まちなかジーヴォ」において、スポーツをする子供がいる家庭に向けたオープンハウス「アクティブ土間のある家」を、9日より一般公開する。

 「アクティブ土間のある家」は、スポーツをしている子供がいる家庭に共通の悩みである「土や汗などの汚れ」を、家の中に持ち込まない工夫を施した住宅。

 「アクティブ土間」とは、一般的な土間収納を3~4帖に広げたもので、スポーツ用品の収納や手入れ、洗い物を、室内に持ち込まずできるようにしている。屋外から「アクティブ土間」に動線をつなげることで、家の中に汚れやにおいを持ち込まず、洗面所や浴室に行けるようにした。また、テラスには手足の汚れを落とせる立水栓も設置している。

 土間には、シンクの深い「スロップシンク」も設置。屋内でのシューズ洗いや、アウトドア用品洗い、庭でのバーベキューなどにも活用できる。日当たりのよい南面を活用した室内物干も設置して、2階に干す手間が省け、家事時間削減につなげる。「ロッカーベンチ」は、クラブハウスのロッカーをイメージした扉がない収納スペース。お気に入りのシューズやユニフォームを飾ったり、練習着を収納することができる。

 2階には、階段エリアを広げたフリースペース「キッズスクエア」を設置。子供が自由に遊べ、おもちゃなどを片付ける必要がなく、1階のリビングをきれいに保つことができる。フリースペースとして使えるため、家族でストレッチや体感トレーニングも行なうこともできるコミュニケーション空間としても活用できる。

 同社住宅事業推進部営業統括部主任の佐藤 文氏は「サッカーを習う子供がいる母親に住宅について意見を聞いたところ、子供がカバンやスポーツ道具などを家に持ち込むと、汗のニオイや汚れがついてしまうという悩みが多かった」と、住宅で悩みを解決したいと企画したという。

 オープンハウスは、3月までに関東で7棟が建つ予定。埼玉県、千葉県ではサッカー、東京都多摩エリアでは野球、栃木県ではバスケットボールをテーマにするなど、エリア性を反映させていく。「アクティブ土間」の導入は、80万円強プラスとなる。基本的には注文で展開していく。

 なお、同オープンハウス「セキュレアおゆみ野中央泉谷公園前」(千葉市緑区)は、JR外房線「鎌取」駅徒歩13分。軽量鉄骨造2階建て、敷地面積130.76平方メートル、延床面積111.99平方メートル。間取り3LDK、販売価格は5,190万円(税込み)。

「アクティブ土間」にある「ロッカーベンチ」

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軽量鉄骨

正式名称は「軽量形鋼」。 厚さ6mm未満の鋼板を、複雑な形状に折り曲げてつくった鋼材のことである。 この軽量鉄骨には、断面の形状等により多数の種類がある。 最もよく使用されるのは、断面の形状がアルファベットの「C」に似たもの(「リップ溝形鋼」)である。

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