不動産ニュース / その他

2017/12/8

既存住宅状況調査技術者講習を追加開催

 (一社)住宅瑕疵担保責任保険協会は2018年1月から、「既存住宅状況調査技術者講習」を追加開催する。

 同講習は、国土交通省の「既存住宅状況調査技術者講習登録規程」および「既存住宅状況調査方法基準」の告示に基づき、建築士に向け実施するもの。同講習の修了により、改正宅建業法における「建物状況調査」の実施が可能となるほか、「安心R住宅」の認証に必要なインスペクションとして調査の実施結果を活用することができる。17年5~9月まで計137会場で実施し8,928名の講習修了者を登録したが、追加講習の要望が多かったため実施に至った。

 講習は、旧講習登録者と長期優良住宅化リフォーム推進事業者のためのインスペクター講習登録団体の登録者を対象にした「移行講習」と、「新規講習」の2コース。いずれも、建築士であることが受講条件となる。受講料は、移行講習が1万9,440円(税込み)、新規講習が2万8,080円(税込み)。

 開催時期の詳細は同機構のホームページ参照。

 また、「平成29年度 既存住宅現況検査技術者講習」の日程も発表した。18年2月14日から全国主要都市で順次開催する。

 国土交通省が17年2月に告示した「既存住宅状況調査技術者講習登録規程」および「既存住宅状況調査方法基準」により、建築士に向けては「既存住宅状況調査技術者講習」を実施することが決定。「既存住宅現況検査技術者講習」については、主に施工管理技士を対象とした講習として位置付けを見直した。

 受講料は新規講習が2万520円(税込み)、更新講習が1万9,440円(税込み)。開催地は東京、名古屋、大阪、福岡など8会場。

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既存住宅状況調査技術者講習

住宅インスペクションに関する知識、技能を養成するための講習で、国土交通大臣が登録した講習実施機関が「既存住宅状況調査技術者講習登録規程」(2017年2月制定)に従って実施するものをいう。
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