
東京建物(株)、三井不動産(株)、三井不動産レジデンシャル(株)は1日、都営青山北町アパート跡地で進めている「(仮称)北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」(東京都港区)を着工した。
都有地を約70年間の定期借地によって借り受け、多様なライフスタイルに対応する賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅、店舗等を整備するとともに、青山本来の豊かな自然を再生する約3,500平方メートルの森(緑地空間)を創出する。敷地面積は7,895.01平方メートル、延床面積約3万4,800平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上25階地下1階建て。
森に面した1・2階に店舗、保育所を配置、森と一体的に複層にわたるにぎわいの空間を創出する。1階の地域交流施設は地域住民とともに、エリアマネジメント活動の中心として活用していく。
2~4階には、49戸のサービス付き高齢者向け住宅を整備。1人用の1R、2人入居が可能な1R・1LDKを用意する。専任の看護師と介護士が施設内に24時間常駐するほか、地域における医療・介護サービスの拠点として、訪問看護事業所や訪問介護事業所等を併設する。
5~25階は総戸数229戸の賃貸住宅。建物内には入居者間の交流を育む「クリエイティブサロン」や「テレワークスペース」、フィットネスルーム等の共用部や、英語対応コンシェルジュを設置。柔軟な働き方や子育て環境の充実に配慮した住環境を実現する。
竣工は2020年5月の予定。