不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/1

都営青山北町アパート跡地の民活事業を着工

「(仮称)北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」建物外観イメージ

 東京建物(株)、三井不動産(株)、三井不動産レジデンシャル(株)は1日、都営青山北町アパート跡地で進めている「(仮称)北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト民活事業」(東京都港区)を着工した。

 都有地を約70年間の定期借地によって借り受け、多様なライフスタイルに対応する賃貸住宅やサービス付き高齢者向け住宅、店舗等を整備するとともに、青山本来の豊かな自然を再生する約3,500平方メートルの森(緑地空間)を創出する。敷地面積は7,895.01平方メートル、延床面積約3万4,800平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上25階地下1階建て。

 森に面した1・2階に店舗、保育所を配置、森と一体的に複層にわたるにぎわいの空間を創出する。1階の地域交流施設は地域住民とともに、エリアマネジメント活動の中心として活用していく。
 2~4階には、49戸のサービス付き高齢者向け住宅を整備。1人用の1R、2人入居が可能な1R・1LDKを用意する。専任の看護師と介護士が施設内に24時間常駐するほか、地域における医療・介護サービスの拠点として、訪問看護事業所や訪問介護事業所等を併設する。
 5~25階は総戸数229戸の賃貸住宅。建物内には入居者間の交流を育む「クリエイティブサロン」や「テレワークスペース」、フィットネスルーム等の共用部や、英語対応コンシェルジュを設置。柔軟な働き方や子育て環境の充実に配慮した住環境を実現する。

 竣工は2020年5月の予定。

この記事の用語

エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

続きはR.E.wordsへ

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。