不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/12

東京・渋谷に「ミレニアル世代」向け宿泊施設

スマートポッドの一部は、20人のアーティストが壁に直接作画した「アートポッド」となっている

 (株)グローバルエージェンツは15日に、「ミレニアル世代」に特化した宿泊施設「The Millennials Shibuya(ザ・ミレニアルズ シブヤ)」(東京都渋谷区、客室数120室)を開業する。

 同社の主力事業であるライフスタイルホテル事業の5棟目で、ミレニアル世代向けの特化した宿泊施設「The Millennials」の京都に続く第2弾。

 ミレニアル世代とは、主に1980年以降に生まれた世代のことで、所有とシェアを合理的に使い分けるなど多様な価値観を持ち、身軽さや自由を求める傾向にあるとされている。同施設は、既存のホテルやオフィス、住居といった定義にとらわれず、合理性と多様性を追求した。 

 各線「渋谷」駅徒歩6分に位置。日本リテールファンド投資法人が保有する10階建てのビルの3階以上をリノベーションした。総投資額は5億円。

 3階は、ワンフロアすべてを通常は宿泊ゲストや専用会員が利用できるコワーキングスペースとした。また、イベントスペースとしても運用する予定。4階にはフロントおよびセルフキッチン付きのラウンジを設置し、ゲスト同士の交流が生まれる空間とした。

 5~10階が宿泊階で、同社独自開発の「スマートポッド」120ユニットを配置。天井高2.3m×床面積3平方メートルの客室空間内に、セミダブルサイズのリクライニングベッド、大型キャビネット、80インチスクリーン等を搭載した、多機能型の宿泊ユニットとする。客室単価は6,000円前後を予定している。

 9日に実施したメディア向け内覧会において、同社代表取締役の山崎 剛氏は、「ミレニアルズの“未来が見える宿泊体験”というコンセプトが、新しい文化の発信源である渋谷とマッチすると考え開業を決めた。施設の約20%を共用部としており、この場所での出会いによって文化を創造していってほしい」などと話した。

 主要都市への出店のほか、海外へも積極的に展開していく考えで、今後3年間で10店舗の開業を計画している。

コワーキングスペースは、イベント利用も可能
ゲスト同士が交流できるラウンジ

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