不動産ニュース / リフォーム

2018/3/19

不動産小口化商品で京町家を再生

「長や 茶わん坂」外観

 (株)インテリックスは19日、不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品「アセットシェアリング」事業による京町家の不動産再生を開始した。

 京町家を残し、保全するためには民間資金の投入スキームが必要と考え、事業を立ち上げた。同社設立の組合が投資家(組合員)より出資を受け、京町家を旅館業法上の1棟貸切の宿泊施設(民泊ではない)にリノベーションし収益不動産化する。

 初弾は、京都市中京区、上京区、東山区所在の5棟の京町家が対象。うち2棟はすでに営業を開始している宿泊施設、残りの3棟のうち1棟はリノベーション前の空き家の状況。代表物件は、旅館「長や 茶わん坂」(京都市東山区、宿泊施設開業済)。京阪本線「清水五条」駅徒歩15分に立地。木造瓦葺2階建て、敷地面積106.44平方メートル、延床面積111.08平方メートル。

 480口・4億8,000万円を募集。募集期間は、18年4月2日~5月15日。最低出資金額は1,000万円(10口)、最高出資金額は総口数の4分の1。分配予定利回りは未定。運用期間は15年間。収益分配は年2回(2・8月)。

 同社では同事業を、京都以外のエリアも含めて継続的に推進していく予定。

この記事の用語

不動産特定共同事業法

出資等を受けて不動産取引を行ない、その収益を分配する事業の仕組みを定めた法律で、そのような事業を「不動産特定共同事業」という。1994(平成6)年に制定された。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆