不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/19

基幹商品を高耐震仕様に/大東建託

エコプレカット工法 制震ダンパー

 大東建託(株)は、高耐震仕様を標準とした「DK SELECT高耐震グレード G3シリーズ」(以下、G3シリーズ)を、基幹商品に本格導入する。

 政府の耐震化促進の方針に合わせ、同社の賃貸住宅商品においても耐震性の強化を図る。G3シリーズは、住宅性能表示制度の最高等級「耐震等級3」を実現するグレードとなる。

 同社ではこれまで、地震リスクが高いといわれる一部地域で、「耐震等級3」に該当する2×4工法商品を販売していたが、今後は、「耐震等級3」の在来木造商品、鉄骨造商品、RC造商品を、順次販売していく。

 G3シリーズは、2×4工法に採用している高耐力ホールダウン金物など、同社の従来からの技術と新技術の融合により実現。同社のオリジナル工法「鉄骨造システムブレース構造」では、従来の高強度を生かし構造フレームを進化。同社の在来木造工法「エコプレカット工法」では、スリーエム ジャパン(株)、大東スチール(株)との協業によるオリジナル制震ダンパーを導入、耐震等級3を目指す。制震ダンパーは、性能評価を取得しており、現在、国土交通大臣認定を申請中。

 東京・神奈川・千葉・静岡エリア(一般的に地震保険料が高いといわれる)の場合、耐震等級を1から3へグレードアップさせたことにより軽減される地震保険料が、耐震性能強化のための費用を上回り、総事業費を削減しつつ、事業継続性を高める有事への備えが可能となる。耐震等級を上げることで、大地震が発生した場合も建物の被害が小さくなり、補修費用が軽減されるなどのメリットもある。

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耐震構造

地震などによる水平方向の力に対して、十分に耐えることのできるよう設計された建築物の構造をいう。 その技術的な基準は建築基準法に基づいて定められているが、建築物の用途、規模、構造の種別、土地の状況に応じて異なる。

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