不動産ニュース / その他

2018/4/3

オリジナル部材を採用した新社屋竣工/ポラス

新社屋「ウッドガーデン」外観

 ポラスグループで、千葉・北西部中心に木造一戸建ての分譲住宅の企画・設計・販売を手掛けるポラスガーデンヒルズ(株)(千葉県松戸市、代表取締役社長:坂倉利昌氏)はこのほど、新社屋「ウッドガーデン」を竣工。5日から営業を開始する。

 JR常磐線「馬橋」駅徒歩1分。建物は敷地面積約314平方メートル、延床面積約658平方メートル。構造は木造軸組工法の3階建て。1階は接客スペースとし、2・3階はテイストの異なるオフィスとなる。総事業費は4億円。

 同社グループの(株)ポラス暮し科学研究所が開発したオリジナルの部材を使用しており、住宅向けの一般流通している集成材を集束することで、大断面とほぼ同等の部材として設計できる「合せ柱」と、同様に流通している断面・長さの集成材を住宅向けプレカット加工機で加工し、縦方向に重ねて集束することで、小さな部材でも大スパンを可能にした「重ね梁」を採用。さらに今回新たに「挟み壁(CLT耐力壁)」を開発。一般的な構造用合板による面材耐力壁の約3.8倍の強度性能を有し、カーテンウォール面において、開放感を確保しながら建物の内・外へと木目の美しさを訴求できるものとした。

 2日の完成見学会で挨拶した坂倉社長は「当社の分譲住宅は“木を使う”商品が多く、接客時に木の良さを感じて、知っていただきたいと思っている。ポラスグループで千葉に本社を置いているのは当社だけで、販売棟数5,000棟を達成するまでになった。さらにデザイン性、機能性、耐震性などに磨きをかけ、県内でのエリア拡大にも努めていきたい」などと抱負を話した。

1階の店舗は、檜のウッドデッキと土間空間となっている

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集成材

厚さ1~3cm程度の挽板またはラミナといわれる小角材を、繊維方向が互いにほぼ平行になるように重ね、合成樹脂接着剤で接着合成し1つの材としたもの。天然材と比較して、強度性能が高く欠陥が少ない、均一な材を造ることが可能である。

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