不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/4

物流施設管理を内製化、事業基盤を強化

ならしの
今回竣工した「ロジクロス習志野」外観

 三菱地所(株)は3月30日、マルチテナント型物流施設「ロジクロス習志野」(千葉県習志野市)を竣工。運営管理を、2016年に子会社化した(株)東京流通センターに委託する。

 同社グループは、17年5月に公表した中期経営計画に「物流施設事業のプラットフォーム強化」を盛り込んでいる。これまで外部に委託していた竣工後の運営管理業務をグループで内製化。三菱地所による「用地取得と開発」、三菱地所物流リート投資法人による「保有」、三菱地所投資顧問(株)による「アセットマネジメント」に、東京流通センターによる「運営管理」を加えることで、バリューチェーンを強化。投資回収の回転を加速する。

 今回竣工した「習志野」は、JR京葉線「新習志野」駅から徒歩約5分、東関東自動車道「谷津船橋」ICから約1.6kmに位置する。敷地面積は約1万9,300平方メートル、建物は地上4階建て、延床面積約3万9,100平方メートル。1階に大型トラックが着車可能なトラックバースを設置。1平方メートル当たり床荷重1.5t、梁下天井有効高5.5m以上、全館LED対応、非常用発電機によるBCP対応など、汎用性と先進性を兼ね備えた。なお、倉庫のサブリース事業等を手掛ける(株)日本リアリストと全棟賃貸借契約を締結済み。

 また、「(仮称)ロジクロス厚木II」の開発も決定。計画中案件を含めて累計14棟・延床面積120万平方メートルに到達。今後も三大都市圏を中心に全国で年間2~4棟を開発していく。

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