不動産ニュース / 開発・分譲

2018/4/11

最高価格15億円。青山のタワマンが竣工

「パークコート青山ザ・タワー」外観。道路に沿って緩やかなカーブを描いた独特のもの
メインエントランスは2層吹き抜けの大空間。ガラス作家のエマニュエル・バロワ氏が手掛けるガラスウォールは、6,000枚のガラススティックが2階部分へと伸びる

 三井不動産レジデンシャル(株)は、同社が中心となって開発を進めてきた分譲マンション「パークコート青山ザ・タワー」(東京都港区、総戸数160戸)を竣工。11日、共用部の一部を報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ他「青山一丁目」駅徒歩3分に立地する、地上26階建てのタワーマンション。建設地は、東側が青山公園、南側が青山霊園の緑に囲まれており、駅近ながら閑静なエリア。建物は、高さ100m。35階建てが建てられる敷地をあえて26階建てに抑え、その分住戸の階高を増している。基壇部は高さ5mの石垣を積み上げ、外界との結界性を高め、2階部分を人造地盤とした上で1,500平方メートルの居住者専用ガーデンとした。

 最高級タワーレジデンスを目指し、世界的なインテリアデザイナーのブルーノ・モワナー氏、ガラス作家のエマニュエル・バロワ氏、彫刻家の安田 侃氏などを起用。「AOYAMA FLARE(ゆらめき)」をテーマに、緩やかな曲線を描いた外観をはじめ、建物内部の随所に曲線をモチーフとしたデザインを施しているのが特長。共用施設は、26階に屋内プールとトリートメントルーム、25階にスカイラウンジとクラブラウンジ、スクリーニングルーム(シアタールーム)。2階のガーデン前にもラウンジを設けている。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積70~234平方メートル。予定戸数は163戸だったが、2戸を1戸にまとめて販売する住戸があったため最終的には160戸になった。このうち50戸は、事業協力者住戸として一般販売はしていない。一般住戸110戸は、2016年10月から販売を開始。1期ですべて申し込みが入った。販売価格は、1億7,880万~15億円。坪単価は約1,000万円。企業オーナーや医師、ライセンサーなどの実需中心に販売が進んだ。外国人比率は1割。

共用施設最大のウリとなる最上階に設けた屋内プール。水面の高さからガラスウォールが立ち上がっており、水面が空へ伸びている錯覚が味わえる。居住者は1回500円で利用できる
スカイラウンジとクラブラウンジは、予約が入っていなければ、居住者が自由に使える

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。