不動産ニュース / 仲介・管理

2018/4/25

無償インスペ利用者、7割超が「売却に有効」

 (株)大京穴吹不動産は25日、無償インスペクション付き仲介サービス「住まいるチェック」の利用状況と、サービスを利用した売り主へのアンケート結果を公表した。

 同サービスは4月1日にスタート。22日までに全国で272人の売り主が申し込んだ。エリア別の内訳は、首都圏が174人、その他エリアが98人。

 利用者アンケートを見ると、インスペクションを「知らなかった」という回答が79.5%を占め、「よく知っていた」が4.1%、「知っていた」が8.2%、「名前だけは聞いたことがある」8.2%といずれも一ケタ台にとどまった。

 インスペクションについて、「不動産の売却に有効」という回答は73.5%。さらに、売却時にインスペクションを実施することで期待できる効果として、「売却後の建物不具合に関して買い主とのトラブルを避けることができる」(40.5%)、「所有物件の状況把握」(25.8%)などが挙がった。その一方で、有償のサービスだった場合は「自らは実施しない」と回答した人が73.5%を占めている。

 同社では今回のアンケート結果を受けて、「インスペクションの認知はまだ進んでいないものの、インスペクションを実施することに対する有効性はお客さまに評価していただいた」などとコメントしている。

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建物状況調査

既存の建物について、構造耐力上の安全性や雨漏り・水漏れ等の観点からその状態を確認すること。インスペクションともいう。

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