不動産ニュース / その他

2018/5/10

新耐震の木造住宅向け制震補強工法を開発

木造住宅用制震装置「MAMORY」

 住友不動産(株)は、制震補強工事「新築そっくりさんジャスト制震工法」において、2000年以降に建設された新耐震基準の木造住宅に対応する工法を開発。4月より受注を開始した。

 00年以降に建てられた住宅は、制震装置の設置スペースとなる壁内に耐力壁が既設されているため、追加で制震補強を行なう場合はあらためて耐震壁と制震装置の設置箇所を構造計算する必要があった。今回、耐力壁を残したままでデッドスペースとなっている窓上やドア上の垂れ壁部へも設置できる小型の木造住宅用制震装置「MAMORY」を住友ゴム工業(株)が開発。独自工法で設置することを可能とした。

 「MAMORY」は特殊高減衰ゴムが地震のエネルギーを瞬時に吸収し、建物の変形を抑えることで、特に16年に発生した熊本震災のような連続した大地震に効果を発揮する。同装置の設置により、耐震補強のみの建物と比べ、揺れを約4割抑制することができる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆