不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2018/5/10

5期連続で過去最高更新/住友不18年3月期

 住友不動産(株)は10日、2018年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(17年4月1日~18年3月31日)は、営業収益9,484億200万円(前期比2.5%増)、営業利益2,056億3,700万円(同9.3%増)、経常利益1,868億7,000万円(同11.4%増)、当期純利益1,197億3,100万円(同15.7%増)。営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて、5期連続で過去最高を更新した。

 不動産賃貸事業は、既存ビルの賃料上昇効果に加え、前期竣工ビルの通期稼働が業績に寄与。営業収益は3,538億8,000万円(同4.8%増)、営業利益は1,393億6,800万円(同10.4%増)で3期連続で過去最高を更新した。既存ビルの空室率は4.9%(同0.4ポイント上昇)。

 不動産販売事業は、マンション、戸建て、宅地計で5,881戸(同165戸増)を計上。営業収益は3,111億9,200万円(同0.9%減)、営業利益は468億3,800万円(同1.4%増)と、4期連続で過去最高を更新。マンションの契約戸数は7,355戸(同888戸増)と、初めて7,000戸を超え、過去最高を更新した。

 不動産流通事業は、仲介件数が3万7,058件(同950戸増)と3期連続過去最高に。取扱高も1兆2,575億700万円(同5.4%増)と過去最高を更新し、営業収益691億6,800万円(同3.6%増)、営業利益214億5,700万円(同12.0%増)と11期ぶりに過去最高益を更新した。

 次期は、営業収益9,700億円、営業利益2,130億円、経常利益1,950億円、当期純利益1,300億円を見込む。

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