不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2018/5/14

M売上戸数増で増収増益/三菱地所18年3月期

 三菱地所(株)は14日、2018年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(17年4月1日~18年3月31日)は、営業収益1兆1,940億4,900万円(前期比6.1%増)、営業利益2,130億4,700万円(同10.7%増)、経常利益1,905億600万円(同12.2%増)、当期純利益1,204億4,300万円(同17.3%増)となった。

 主力のビル事業では、17年1月に竣工した大手町パークビルの収益寄与等により、営業収益5,061億6,100万円(同4.5%増)、営業利益1,472億4,300万円(同10.2%増)となった。期末空室率は1.87%。

 住宅事業は、マンションの売り上げ計上戸数が3,938戸(同225戸増)と増加。さらに戸当たり販売単価がアップしたためマンション事業は増収となった。一方で、賃貸住宅物件の売却棟数が減少した影響でその他事業は減収に。結果、営業収益4,105億9,800万円(同0.6%増)、営業利益238億6,000万円(同23.9%増)と増収増益に。

 生活産業不動産事業は、保有物件の売却に伴う収益を計上、営業収益1,058億1,700万円(同18.9%増)、営業利益311億8,400万円(同20.8%増)。海外事業も保有物件に伴う収益の計上により、営業収益869億2,500万円(同30.6%増)と増収なった。営業利益は、前年度に一過性の収益を計上した反動により241億4,700万円(同8.2%減)。

 次期は、営業収益1兆2,900億円、営業利益2,150億円、経常利益1,910億円、当期純利益1,230億円を見込む。

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