不動産ニュース / 開発・分譲

2018/6/6

三井ガーデンホテル大手町、17日開業/三井不

「三井ガーデンホテル大手町」外観
「ガーデンホテルの大丸有エリアでの開業は悲願だった」と語る三井不動産ホテルリゾート本部・ホテル事業部長の小田 祐氏

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは6日、「三井ガーデンホテル大手町」(東京都千代田区、客室数191室)の17日のオープンに先立ち、建物をマスコミに公開した。

 JR「東京」駅丸の内北口徒歩10分に加え、東京メトロ5路線が走る「大手町」駅徒歩約3分と、都内各所へのアクセスに優れた立地。敷地面積611.77平方メートル、鉄骨造地上14階建て、延床面積6,238.33平方メートル。

 「Urban Oasis」をデザインコンセプトに木の温もりや緑を感じる空間を創出。客室はモデレート(18平方メートル、客室数106室)、スーペリアツイン(24.9平方メートル、25室)など、全7タイプを用意。各室定員を2名に設定、旅行客からオフィスワーカーまで多岐にわたるニーズに対応する。

 1階にはレストラン「TOKYO BAKER’S KITCHEN」を設置し、自家製パンを中心としたメニューを提供。宿泊者の滞在スタイルに合わせて利用できるよう、終日運営する。

 三井不動産ホテルリゾート本部・ホテル事業部長の小田 祐氏は「かねてより大丸有エリアにホテルを供給したいと考えていた。今回この立地にオープンすることができ、大変嬉しく思う」と述べた。なお、本プロジェクトによって三井ガーデンホテルは全21棟、総客室数は5,528室となる。

 ガーデンホテル全体の利用者状況については、「ガーデンホテル開業当初はビジネス利用者が多かったが、最近では6対4から7対3位の割合で観光・レジャーユーザーが多い。インバウンド観光客の割合も高まり、全国平均では35%ほど。都内に至っては55~60%がインバウンド観光客の宿泊」(三井不動産ホテルマネジメント代表取締役社長・足立 充氏)という。

 今後の事業展開について、小田氏は「2020年にはグループ運営ホテル1万室を達成する見込みが立った。オリンピック後も認知度向上効果などもあり、外国人旅行客はさらに増加が見込まれる。1万2,000室、1万5,000室と供給を積み重ねて行くことになるだろう」と語った。

モデレートタイプ内観
1階の「TOKYO BAKER'S KITCHEN」

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