不動産ニュース / 仲介・管理

2018/6/19

研修施設を建て替え。建物すべてを「素材」に

東急コミュニティ
「(仮称)東急コミュニティー技術研修センター」完成予想図

 (株)東急コミュニティーは、東京都目黒区の既存研修施設を建て替え、新たな研修施設「(仮称)東急コミュニティー技術研修センター」とすると発表した。運用開始は2019年5月の予定。

 既存の研修施設は、1989年に開設。管理現場の人材育成に活用していたが、すでに竣工から30年近くが経過。顧客ニーズも大きく変化したことから、新施設への建て替えを決定した。

 新施設は、地上5階地下1階建て、敷地面積842平方メートル、延床面積2,440平方メートル。「建物そのものが研修素材」をコンセプトにした。2・3階はセンターの設備系統と切り離して独立させ、人為的に停電や断水を発生させられるようにする。これにより各設備の連動性や電気・給排水設備のトラブル復旧・メンテナンスを実践的に学べる施設にする。

 建物は鉄筋コンクリート造と鉄骨造の混構造とし、各構造を可視化して建築構造を学べるようにするほか、地下1階には約80人収容のイベントホールを設けて座学の集合研修や情報発信の場として活用する。躯体利用空調システムや地中熱・太陽光発電などを組み合わせ、都心部では珍しいZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)を目指す。エネルギー効率も可視化。エネルギー関連のデータ蓄積の場として、省エネ提案等にも生かしていく。

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