不動産ニュース / 開発・分譲

2018/7/17

北浦和に定借木造分譲地/パナソニックH

センターガーデンを囲む形で住宅が配置されている「パークナードテラス 桜区大久保」

 パナソニック ホームズ(株)は17日、定期借地権付分譲住宅地「パークナードテラス 桜区大久保」(さいたま市桜区、6区画)の販売開始にあたり、報道関係者向け見学会を開催した。

 JR京浜東北線「北浦和」駅よりバス19分「片町」バス停下車徒歩5分に位置。開発面積977.94平方メートル。定借期間は、2072年8月8日までの55年、購入時に保証金(150万円:契約満了時に返却)と毎月の地代(2万4,400円)がかかる。契約期間満了後は、更地に戻した上で地主に土地を返還する。

 街区内には開発道路を設けず、共用地となる「センターガーデン」を囲む形で住宅を配置する「ゲーテッドタウン」。中心にある広場にはベンチを設置、季節を感じられる植栽も施し、住民同士の自然な交流を促す。共用地をはじめとするまち並みの維持・管理を行なう管理組合を設立するほか、住民が守るべきルールを明文化した「タウンガイドライン」も制定し、まちの資産価値の維持に努める。 

 住戸は、敷地面積152.98~180.98平方メートル、建物面積102.46~111.15平方メートル、木造2階建て。パナソニックによる木造住宅の新工法「PSJ工法」(大型パネル工法)を採用した。建物販売価格は、2,608万~2,862万円(税込み)。

 説明会で、同社執行役員街づくり事業部長の三宅 悟氏は「現在、全国で鉄骨分譲、木造分譲を展開しているが、PSJ工法の分譲は初の取り組みとなる。これをテストケースとし、新たな製版モデルを確立することで、2025年度までに木造分譲における売上高600億円を目指す」などと話した。

 入居は8月以降の予定。

ウッドデッキ付きのLDK、ガーデンで遊ぶ子供たちの気配が感じられるキッチンなど、各戸それぞれガーデンを中心としたプランとなっている

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。