不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/22

瀬良垣のハイアットブランドホテル開業

「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」外観

   東急不動産(株)は21日、NTT都市開発(株)、(株)ミリアルリゾートホテルズと共同で開発を進めてきたリゾートホテル「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」(沖縄県国頭郡、客室数344室)を開業した。

 同ホテルは、恩納村の瀬良垣ビーチに立地。延床面積約3万8,200平方メートル(瀬良垣島内約3万1,400平方メートル、沖縄本島側約6,800平方メートル)、鉄筋コンクリート造地上7階・地上3階・地上2階建て。東急不動産が2006年に土地を取得。地元恩納村や漁協、沖縄振興開発金融公庫と協議しながら開発計画を練り、本島との海中道路建設などの公共事業を伴せて行なった。

 建物は、内装材に石灰岩を多用。瀬良垣の光や風を建物内に取り込む工夫を施した。客室は、4方向の海の眺めが楽しめる「ザ・アイランド」が320室。キッチン・キチネットを完備し、長期滞在に対応、ビーチを目前にした「ザ・ビーチハウス」が24室。

   富裕層向けの施設を多く運営するハイアットグループのノウハウを生かし、宿泊者それぞれの好みに応じた滞在プログラムをコンシェルジュが企画・提案、ホテル滞在そのものを旅の楽しさとするディスティネーションホテルを目指す。サロン、スパ、フィットネス、屋内外プール、チャペル、宴会場などを備え、ハイアット国内初となるビーチリゾートにふさわしい、非日常性と快適性を備えたラグジュアリー空間を創出する。

   今後は、アジア地域のインバウンドユーザーなど、国内外の富裕層を中心に集客を図る。想定客室単価は4万円。

 開業レセプションで挨拶に立った、東急不動産(株)代表取締役社長の大隈郁仁氏は「この地とご縁ができて12年。恩納村や漁業協同組合さんにお力添えいただき、地元と民間が連携したホテルになった。沖縄の入域観光客数は、ハワイを上回ったと聞いている。世界の人々や地元の人々に愛されるホテルとして、この地をアジア有数のリゾート地とするため微力ながら貢献していきたい」と抱負を語った。

   また、恩納村村長の長浜善巳氏は「素晴らしいホテルができた。世界から訪れる人たちに、期待を超えるサービスを提供してほしい。恩納村は世界ブランドを目指している。ホテルを通じて恩納村の文化、伝統、芸能、自然を発信していただきたい」と訴えた。

全室オーシャンビュー
181平方メートルの広さを誇るスイートルーム

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