不動産ニュース / 開発・分譲

2018/8/24

新潟市で防災医療拠点となる複合賃貸M竣工

「ロイヤルパークスER万代」外観

 大和ハウス工業(株)と(株)リビングギャラリーは24日、共同で建設を進めていた防災医療拠点としての機能を持つ複合高級賃貸マンション「ロイヤルパークスER万代(ばんだい)」(新潟県新潟市、総戸数326戸)の竣工を発表した。

 同物件は、JR「新潟」駅徒歩約9分に立地。敷地面積約9,038平方メートル、延床面積約3万6,620平方メートル。鉄筋コンクリート造地上18階建て。賃貸マンションには家具・家電付きのサービスアパートメント83戸を含む。また、新潟県最大級となる111室のシェアハウスや食堂、医療モールなども併設した。

 英語対応可能なコンシェルジュを設けるほか、入居者専用の大浴場やフィットネスルーム、パーティールームやBBQコーナー、ゲストルームも設置し、多様なライフスタイルに対応する。

 居室はワンルームタイプ(約30~50平方メートル)からファミリータイプ(約60~100平方メートル)、プレミアムフロア(約100~190平方メートル)を用意。さらに最上階の角住戸(151.39平方メートル・4LDK)は約140平方メートルのルーフバルコニーを設けたタイプとしている。

 隣接する「万代長嶺小学校」が災害時の避難場所に指定されていることから、避難した傷病者の応急手当てを行なう「防災医療拠点」として、同賃貸マンション内のスペース、設備機器、医療品を提供。屋上には、災害時のための緊急救助用のホバリングスペースを設け、有事には負傷者の搬送や、医者・看護師、物資を受け入れる。

 家賃は8万8,000~67万4,000円。入居開始は9月1日の予定。

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