不動産ニュース / 仲介・管理

2018/9/4

渋谷に2種類のスタートアップ向けオフィス

「HEYSHA 松濤」のワークスペース
スタンディングワークや社内コミュニケーションの活性化に活用できるバーカウンター状のスペースも用意

 (株)ツクルバは3日、9月にオープンするスタートアップ企業向け中規模オフィス「HEYSHA」の初弾物件である「HEYSHA 松濤」(東京都渋谷区)と、10月オープンのシェアードワークプレイス「co-ba jinnan」(同)の内覧会を開催、入居希望者などに物件内部を公開した。

 「HEYSHA」は、JR山手線「渋谷」駅徒歩7分。15坪程度までの小規模オフィスやSOHOの利用者が拡大移転をする際のオフィス物件として開発した。専有面積は約151平方メートル。内装は造作済みで、電気・ネットワーク環境も整備している。休憩やスタンディングワーク、社内コミュニケーションの活性化に活用できるバーカウンター状のスペースや個室会議室も用意している。保証金1ヵ月のみで敷金・礼金は不要、最短3ヵ月から契約でき、原状回復義務も免除する。9月10日の入居開始で、すでにフィンテック系のスタートアップ企業の入居が内定している。

 「co-ba jinnan」はJR山手線「渋谷」駅徒歩5分。専有面積346平方メートル。co-ba直営店舗としては2拠点目、co-baネットワークでは24拠点目フリー席(65席)とブース席(3ブース)、会議室(3つ)のほか、3~10人で使用できる小規模な個室も9室用意。創業準備期から創業期の起業家を対象に、提供する。月額料金は、フリー席2万円、ブース席11万円など。オープンは10月。

 同社では、創業準備期から複数人のチームになる規模までは「co-ba jinnan」、さらに拡大して自社オフィスを検討する段階で「HEYSHA 松濤」へ、といった流れを確立させたいとしている。

急ピッチで工事が進む「co-ba jinnan」内部。すでに複数の引き合いを受けているという

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