(一社)プレハブ建築協会はこのほど、2017年度の「プレハブ住宅完工戸数実績調査報告」を発表した。毎年調査しているもので、今回の調査時期は17年4月~18年3月、会員46社が対象。
期中に完工したプレハブ住宅の戸数は15万9,629戸(前年度比5.2%減)。全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅の割合は16.9%(同0.4ポイント減)と減少した。
階層・建て方別完工戸数は、戸建住宅(中高層戸建てを含む)が5万2,177戸(前年度比2.8%減)と、13年度に7万戸台を回復して以降、減少が続いている。共同建て住宅(戸建住宅以外)は、10万7,452戸(同6.4%減)となり、11年以後増加を続けていたが、17年度は減少した。
賃貸住宅完工戸数は、9万1,042戸。全賃貸住宅着工戸数に対するプレハブ住宅の割合は22.2%となった。構造別では、木質系が2,492戸、鉄鋼系が8万5,866戸、コンクリート系が2,684戸となり、鉄鋼系がほとんどを占めた。
サービス付き高齢者向け住宅は2,378戸。構造別では、木質系0戸、鉄鋼系1,957戸、コンクリート系は421戸だった。