不動産ニュース / ハウジング

2018/10/4

大空間リビングを提案/積水ハウス

「IS ROY+EFamily Suite (イズ・ロイエファミリースイート)」モデル棟外観

 積水ハウス(株)は3日、大空間リビングを備えた軽量鉄骨造の注文戸建住宅「IS ROY+EFamily Suite (イズ・ロイエファミリースイート)」の販売を開始した。

 同商品は、同社が開設した「住生活研究所」の研究成果と、同社の先進技術を掛け合わせたコンセプトモデル。

 同研究所では、研究成果から、これからの住まいには従来の(くつろぐ・食べる・調理)という単調な「LDK発想」から脱却し、家族の心地よい距離感を保つ、多用途なリビングが必要だと想定。「幸せ」を感じることができる新しいリビングのあり方として、「ファミリースイート」を提案。家族が一緒に居ながら、それぞれの行為を干渉されにくい「広さの確保」と、家族の気配・つながりを伝える「仕切りの排除」が特徴。間仕切り壁ではなく、床の段差や仕上げ材、家具などによって、空間を分けることで、家族が思い思いに自由に過ごせる適度な距離感を生むことを提案する。

 同社標準梁の約10倍の強度を持つ高強度梁「ダイナミックビーム」を採用することで、30~40坪のコンパクトな住宅でも、最大スパン7mの大空間リビングを実現。柱の数が少なくなることで、それを支える間仕切り基礎の数も減ることから、同じ外形の従来型プランと比べて、コストを上げずに大空間の提案が可能だという。シンプルな構造のため、リノベーション時の制約も少なく、二世帯住宅や1階をカフェ店舗にするなど、設計変更等にも柔軟に対応できる。従来は邸宅で採用されていた「ダイナミックビーム」だが、30~40坪のコンパクトな住宅でも採用したいという需要が多かったことから商品化した。

 販売地域は全国(沖縄県を除く)。価格は3.3平方メートル当たり69万5,000円~(本体のみ・税抜き)。販売目標はイズ・シリーズで年間6,000棟を目指す。

大空間リビング「ファミリースイート」。天井には高強度梁「ダイナミックビーム」が採用されている

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