不動産ニュース / 開発・分譲

2018/10/26

熱海伊豆山の別荘地販売を加速/総合地所

建売別荘「千鳥」。開発地周辺に多様な鳥が生息していることから、1戸1戸に鳥の名前を付けていく。今回は「きびたき」

 長谷工グループの総合地所(株)は、温泉付き別荘分譲地「ルネ熱海伊豆山マスターズプレイス」(静岡県熱海市、全41区画)の販売を加速する。今夏より建売別荘「千鳥」シリーズの販売を開始。同シリーズにより、まちのコンセプトをアピールして、土地販売も加速させる。

 同物件は、JR東海道線「熱海」駅から5.4km(車で約11分)の伊豆山中腹に立地。総開発面積は約3,000坪。相模湾を望む南面の傾斜地で、2008年に取得した。5ブロックに分けひな壇造成し別荘地として販売していたが、リーマンショック後の景気低迷を受け、売り止め。ここにきて別荘需要の盛り上がりをみせてきたことから、残っていた32区画の販売を再開した。

 建売別荘「千鳥」は、京都の旅館をイメージした「MY RYOKAN」がコンセプト。外観は、板塀や竹の植栽などで京都の路地をイメージ。室内はスギやナラ、竹など無垢材を多用し、梁をあらわしとするなどして、和風旅館の設えを再現した。風呂は南面ビューバスとし、入浴後眺望を楽しみながらくつろげる「風呂リビング」も提案している。現在販売中の1戸は、土地面積200平方メートル、2階建て建物面積111平方メートル。販売価格は4,980万円。宅地分譲は6区画、土地面積は208~370平方メートル。販売価格は688万~2,029万円。各区画とも、管理業務費と温泉利用料が、月額2万600円かかる。

 販売再開後の反響件数は約60件。県内在住のアッパーサラリーマンや会社経営者が週末利用やリタイア後の移住先、保養所建設地として検討しているという。希望予算は5,000万円以上だが、眺望を確保するため2区画、3区画の一括取得もある。現在の残区画数は24区画。今後も、「千鳥」を年2区画ペースで建設・販売しながら、土地販売も進めていく。

全区画に温泉を引き込む。湯温は60度以上あるため、かけ流しの温泉が楽しめる
標高360mの南面傾斜で相模湾が一望できる。現在販売中の「千鳥」では、ビューバスに隣接したくつろぎの場「風呂リビング」を提案。手前のダイニングは、掘りごたつに腰掛けながら眺望が楽しめる

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