不動産ニュース / 開発・分譲

2018/11/30

ナイス、家事時間最短にする水回り・収納提案

パワークローゼットイメージ
パワー洗面室イメージ

 ナイス(株)は、共働き・子育て世帯(DIWKS=ダブル・インカム・ウィズ・キッズ)の家事時間を最短にするための水回り・収納の新コンセプト「DIWKS PARFAIT(デュークスパフェ)」を、自社建売住宅、注文住宅ユーザーに提案していく。

 住宅における共働き夫婦の生活提案の多くが、「癒し」や「くつろぎ」をテーマにしているのに対し、デュークスパフェは、家事動線効率を極限まで追求し、家事を家族全員でシェアすることで、日々のタスクをやり切ることを目指した。兼業主婦を含めた同社の女性社員を中心としたワークショップで主婦の意見を収集、反映した。

 新開発の「パワーキッチン」「パワー洗面室」「パワークローゼット」をつなぎ、寝室~クローゼット~洗面室~キッチンの2WAYアクセスと、玄関~クローゼット~洗面室~キッチンの2WAYアクセスにより、出勤前、帰宅後の身支度時間の最短化を図る。

 「パワーキッチン」は、キッチン家電や食器・食材類を効率的に収納できる大型のパンドリーを設置。「パワークローゼット」は、家族全員の衣類を収納でき、クローゼット内で着替えができる広さも確保。「パワー洗面室」は、夫と妻が同時に身支度できるダブルボウルとランドリークローク、物干しバーを設置。乾いたらそのままクローゼットに収納できる最短動線としている。提案価格は未定だが、標準仕様との差し替えとなるため、大幅なユーザー負担はないとしている。

 同社はこれまで、長期優良住宅同等の耐震強度を持つ「パワーホーム」など、建物の耐久性や安全性を前面に出したセールスを展開してきたが、今回のコンセプト提案を機に、生活提案にも踏み込んでいく。たまプラーザの「住まいるギャラリー」や建売住宅の一区画に設ける「街かどモデルハウス」で実商品を紹介。今後はユーザーの声を踏まえつつ、新たな提案を付加。一戸建てだけでなく、新築マンションやリノベーションでの提案も検討していく。

 すてきナイスグループ(株)代表取締役社長の木暮博雄氏は「来年2月に行なう『住まいの耐震博覧会』を契機に、全国展開を図る。この提案をきっかけに一戸建住宅の販売底上げを狙う。当面の目標は年間150戸への採用」と抱負を語っている。

出勤前、帰宅後の動作を反映した動線により、身支度時間の最短化を図る

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