不動産ニュース / 開発・分譲

2019/1/9

フィル・パークの新販売スキームを検討

 (株)フィル・カンパニーは、(株)クラウドポート(東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田雄一郎氏)とクラウドファンディングを活用した開発販売スキームの具現化に向け、検討を開始した。

 同社は、駐車場上部空間を活用した空中店舗フィル・パーク事業を展開しており、請負受注スキームと開発販売スキームの両輪を基本戦略としている。開発販売スキームでは、リピート顧客、一般投資家や機関投資家とのコネクションを持つ戦略的パートナーへの直接販売とし、段階的な販売チャネルの拡大・販売スキームの開発に取り組んでいる。

 クラウドポートは、スマートフォンで企業への貸付ファンドに投資し、分配金を得ることができるオンラインマーケット「Funds(ファンズ)」の提供企業。

 従来の事業に参加するプレイヤーは、土地活用に困っているオーナー、テナント、利用者・顧客、同社の4者だった。新スキームによって、まちに生活する一人ひとりの「ユーザー」に投資家として関わる機会を提供。投資家に土地を一緒に再生させていくメンバーとして関わってもらうことで、建物からの利回りを得られるメリットだけでなく、「その土地再生を通して人々がまちづくりを行なうストーリーの立役者になれること」を価値として提供する。

 今後は、他社との協業などを進め、サービスのリリースを目指していく。リリース後、実績を踏まえ、将来的には関連許認可(第2種金融商品取引業、不動産特定共同事業法 第3号・第4号事業者など)の取得も視野に検討を進めていく。

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クラウドファンディング

不特定多数が特定の目的のために資金を提供する行為またはその行為によって資金を調達すること。通常、インターネットサービスを利用する。

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