不動産ニュース / IT・情報サービス

2019/2/1

首都圏大型物流施設の空室率、15年3Q以来の低水準

 シービーアールイー(株)(CBRE)は1月31日、2018年第4四半期の三大都市圏の物流施設市場動向を発表した。

 首都圏の大型マルチテナント型物流施設の空室率は4.8%(前期比1.3ポイント低下)となり、15年第3四半期以来の低水準となった。年末にかけて予想以上のペースで空室が消化され、新規需要は12万2,000坪と四半期ベースで04年の調査開始以来2番目の規模を記録した。実質賃料は1坪当たり4,150円(同0.2%上昇)となった。

 次期の新規供給は20万6,000坪、19年第2四半期は10万坪を予定しており、いずれも16~18年の四半期平均を上回る規模。一方、リーシングは順調に進んでいるため、19年第2四半期の空室率は4.9%にとどまる見込み。

 近畿圏の大型マルチテナント型物流施設の空室率は13.0%(同2.0ポイント低下)。実質賃料は1坪当たり3,530円(同1.4%上昇)となり、15年第3四半期以来の上昇となった。

 今後2四半期の新規供給は6万2,000坪で、19年第2四半期の空室率は13.4%を予測している。

 中部圏の大型マルチテナント型物流施設は新規竣工がなく、空室率は4.6%(同4.0ポイント低下)となった。実質賃料は1坪当たり3,550円(同0.3%上昇)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。