不動産ニュース / リフォーム

2019/3/8

栗平駅前に多世代コミュニティ拠点/小田急不

コミュニティカフェ
レンタルスペース

 小田急不動産(株)は、コミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」(川崎市麻生区)を14日に開業する。

 小田急多摩線「栗平」駅前の商業施設「小田急マルシェ」2階に開設。新築の販売拠点「小田急多摩住宅販売センター」の閉鎖により、同区画(約208平方メートル)を、コミュニティカフェ、一部キッチン付きのレンタルスペース(約21・34平方メートル、3区画)、ワークスペース(ブース席7席、個室1室)からなる施設にリノベーションした。同社経営企画本部経営企画部長の吉村照彦氏は「45年前より続けていた多摩線沿線の開発・分譲も昨年終了したが、売って終わりではなく、今後は住民が住み続けたいと思え、他エリアの人からも選ばれるまちをつくっていくことが使命であると社内で声があがり、事業化に至った」と話す。改装費は約4,200万円。国土交通省の「平成30年度 スマートウェルネス住宅等推進モデル事業(住宅団体再生部門)」に採択されている。

 多世代が集える場所を目指し、神奈川県産の杉材を用いて、温もりのある空間に仕上げた。カフェでは、店舗での手作りにこだわり、多様な世代が親しめるカレーやパスタ、プリン、シュークリームなどを提供。カフェ運営は、西東京市・ひばりが丘団地でのコミュニティカフェ運営等の実績がある(株)WAT(東京都目黒区、代表:石渡康嗣氏)に委託した。
 レンタルスペースは、1時間当たり平日が1,200円、土日祝日が2,000円で貸し出す。現時点で、アロマやヨガ、書道、パンの教室開催の問い合わせが来ている状況。ワークスペースは、サテライトオフィス等として提案していきたい考えで、4月下旬から5月中旬のオープンを目指し、詳細を決定していく予定。

 また、同社は、同施設にてイベント等を随時開催し、住民との交流を図るほか、コミュニティ形成を促進していく方針。8日に開催した記者向けの現地見学会で、同社取締役社長の金子一郎氏は「多摩線沿線を中心に沿線の郊外エリアの活性化に向けての拠点整備やサービス提供を、自治体や地域団体と連携しながら積極的に行なっていきたい」と述べた。

「郊外の沿線エリアの活性化に向けた取り組みが重要」と話す、金子社長

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エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

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