不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/3/15

分配金は3,099円/TRI19年1月期

 東急リアル・エステート投資法人(TRI)は14日、2019年1月期決算を発表した。

 当期(18年8月1日~19年1月31日)は、営業収益75億2,300万円(前期比5.7%増)、営業利益35億4,700万円(同10.9%増)、経常利益30億2,900万円(同13.1%増)、当期純利益30億2,900万円(同13.1%増)、1口当たり分配金3,099円(同360円増)。

 東京都心5区等の重点投資対象エリアの物件割合を高めることを目的に、「TOKYU REIT木場ビル」(譲渡価格42億5,000万円)と「ルーシッドスクエア恵比寿」(取得価格45億円)の物件入れ替えを実施。また、「REVE中目黒」(取得価格11億5,000万円)の底地を取得した。期末のポートフォリオは30物件、取得価額合計2,251億8,900万円となった。期中のポートフォリオ平均稼働率は99.3%(同変動なし)。期末の空室率は1.0%(同0.3ポイント増)と上昇した。

 同日決算説明を行なった、同投資法人の資産運用会社・東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント(株)代表取締役執行役員社長の柏崎和義氏は、「今後も、賃料上昇等の将来的な成長可能性が低いと考えられる物件は売却し、重点投資対象エリアの物件を厳選して取得していく。また、東急グループ内で連携を強化し、物件入れ替え等を行なっていくことで、質の高いポートフォリオを構成する」などと話した。

 次期は、東急電鉄(株)と物件の入れ替えを実施。商業施設「カレイド宮益坂」(譲渡価格77億8,000万円)を売却し、オフィスビル「渋谷道玄坂スカイビル」(取得価格81億円)の取得と、「東急番町ビル」(取得価格10億4,000万円)の準共有持ち分の追加取得を行なう。
 営業収益73億7,100万円、営業利益32億6,100万円、経常利益27億6,700万円、当期純利益27億6,600万円、1口当たり分配金2,880円を見込む。

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REIT

不動産投資信託のこと。「Real Estate Investment Trust」の頭文字を並べて「REIT」(リート)と呼ばれている。

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