不動産ニュース / 政策・制度

2019/3/29

高齢期の住まい改修へガイドライン策定/国交省

 国土交通省は28日、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を策定・公表した。

 高齢者の多くは自宅での生活継続を望み、また退職後の期間も長期化しているにもかかわらず、高齢者の住まいは断熱やバリアフリーが不十分で、広くて維持管理が負担になる場合も多い。そこで、高齢期の生活に適した住まいの改修のあり方について「高齢者の住宅の設計・改修に関するガイドライン検討会」における検討結果を踏まえて、ガイドラインをとりまとめた。

 備えは早い時期に行なうことが望ましいことから、50歳以上を対象に据えている。対象物件については、高齢者の多くが暮らす持ち家の戸建住宅とし、長く健康に、自分らしく、介護期になっても暮らせ、かつ次世代に継承できる良質な住まいへの改修を目指す。

 ガイドラインでは、改修を実施する際に配慮すべきポイントとして、「温熱環境」「外出のしやすさ」「トイレ・浴室の利用のしやすさ」「日常生活空間の合理化」「主要動線上のバリアフリー」「設備の導入・更新」「光・音・匂い・湿度など」「余剰空間の活用」の8項目に整理。それぞれの実施効果や改修方法の例、改修ポイントについてまとめている。

 ガイドラインは、ホームページからダウンロードが可能。

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