不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/4/22

社内連携加速へ顧客DBを統一/リビングライフ

グループ社員に向けて2019年の方針を説明した

 (株)リビングライフグループは22日、大田区産業プラザPio(東京都大田区)にて、同社グループ社員に向けた2019年の経営方針説明会を行なった。

 冒頭、同社代表取締役の炭谷久雄氏が挨拶。「19年は、売上高前年比10%増の達成が目標。そのために人材育成等、いろいろな面をどうしていくか、というのが今年の戦略の方向性。今年もゼロからスタートしていきたい」と話した。

 19年は全体スローガンを「進化」とし、将来的な環境変化に備えるための各事業の進化を目指す。売上高目標は、前年比10%増の248億円に設定。達成のための方針として、(1)組織内連携の強化、(2)法令順守のものづくり、(3)ブランド力向上の3点を掲げた。

 (1)については、18年にグループ全体で紹介248件、そのうち72件が成約し、約2億4,000万円の売り上げ貢献につながった。これをさらに強化すべく、グループ内・社内連携をより一層強く推し進めるために内部異動や外部からの人材補充等に予算を投入。また、これまでは事業部ごとにバラバラだった契約顧客データベースの統一を図り、社内での相互送客の仕組みを構築する。
 (2)については、昨今の大企業による不祥事を受けて、あらためて自社グループのものづくり体制の見直しを図る。(3)に関しては、実績の積み上げとそれに伴う発信力強化を推し進める。

 主力の住宅流通事業部は、19年は売上高15億円、契約数750件が目標。売却相談が増加している状況を踏まえ、土地の仮測量無料サービスや清掃サービス、ホームステージングなどをサービスに組み込んでいく。また、紹介率が15年の5%から18年は12%まで上昇しており、20年までに20%まで引き上げるという。

 ディベロップメント事業については、19年は新築マンション、リノベーションマンション等301戸を発売する計画。今後については、ホテル開発や高齢者住宅など多様な物件開発も視野に仕入れを進めていく。

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