不動産ニュース / ハウジング

2019/4/24

新築戸建のZEH比率8割に迫る/積水ハウス

 積水ハウス(株)は22日、同社が施工した2018年度の新築戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率が79%(目標76%)、累積普及棟数が4万4,247棟(19年3月末現在)になったと発表した。

 同社は、13年にZEH「グリーンファースト ゼロ」の供給を開始。初年度のZEH比率は49%で、その後も順調に比率を伸ばした。ZEHが難しいとされてきた集合住宅も、18年度に44棟のZEH-M、231戸のZEH住戸を供給、累計45棟244戸となった。戸建住宅と集合住宅のZEHによるCO2排出削減効果は合計で年間16万tCO2となる。

 全社をあげた推進体制により、81支店(賃貸住宅支店を除く)のうち、 35支店ではすでに20年度の目標であるZEH比率80%超を達成。このうち6支店ではZEH比率90%を超となった。

 また、ZEH比率を高めることで、オーナーから太陽光発電の余剰電力を買い取り、グループの事業用電力として利用する「積水ハウスオーナーでんき」などの新たなビジネスに応用しているとした。

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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