不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2019/4/24

ARES、岩沙弘道会長が退任表明

「新たな進化と発展には、さらなるイノベーションが必要。若い世代に新たな視点で改革に取り組んでもらいたい」などと述べる岩沙会長

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は23日、記者懇談会を実施。岩沙弘道会長(三井不動産(株)代表取締役会長)が、5月22日に開催する定時社員総会をもって退任する意向を表明した。

 同氏は同協会創設以来約16年間に渡り会長を務め、前身の不動産シンジケーション協議会を含め足掛け20年間、業界のトップとして不動産証券化市場の発展に貢献してきた。後任候補は、副会長の杉山博孝氏(三菱地所(株)取締役会長)が挙がっている。岩沙氏と共に副会長の高橋 温氏(三井住友信託銀行(株)名誉顧問)および古賀信行氏(野村ホールディングス(株)取締役会長)も退任する予定。

 会見で岩沙会長は、「世界の不動産市場で、アメリカに次ぐ世界第2位のリート市場となった日本の存在感を示し、新たな進化と発展を遂げるためには、SDGs(持続可能な開発目標)の達成、最先端の不動産テックの導入など、さらなるイノベーションが必要。若い世代に新たな視点で改革に取り組んでもらいたい」などと期待をにじませ、課題としてグローバル化およびコンセッションを含めた広義のインフラ、ヘルスケアなどの拡充を掲げた。

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