不動産ニュース / 団体・グループ

2019/6/4

「ミッドタウン日比谷」等を表彰/不動産学会

授賞式の様子

 (公社)日本不動産学会は3日、2018年度「業績賞」の表彰式を行なった。

 同賞は、1994年に創設。新機軸を打ち出した不動産業やそれに関わる制度の創設等、幅広い取り組みを対象の中から優秀な業績を表彰している。2015年からは「国土交通大臣賞」も設け、応募があったプロジェクトのうち、特に不動産政策の発展に寄与するものを表彰している。

 「国土交通大臣賞」は、霞が関・虎ノ門・新橋・銀座・大手町・丸の内エリアを面的につなげる拠点としてにぎわいを創出し、また、大規模災害時の被災者受け入れ等へも積極的に取り組む「東京ミッドタウン日比谷」(三井不動産(株))が受賞。

 また、「不動産学会長賞」は、芝生広場や菜園、ドッグランの設置や、保育園、食堂などの誘致により、築40年超の社宅をコミュニティのある賃貸住宅へと再生した「『ハラッパ団地・草加』プロジェクト」((株)アミックス、(株)エドボンド)が受賞した。

 「国土交通大臣賞」の表彰を行なった石井啓一国土交通大臣は、「ミッドタウン日比谷は開業1年で来場者数2,200万人を超え、平日はオフィスワーカー、休日はショッピング客などで大変にぎわっている。一方、大規模災害時の帰宅困難者の受け入れなど今日的な課題への対策も行なわれている。国土交通省としても、こうした取り組みを支援すると共に、人口減少やAIの進展など急速に社会が変化する令和の時代に対応するような施策の推進に取り組んでいきたい」などと話した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。