不動産ニュース / ハウジング

2019/5/31

容積不算入空間の活用を提案/地所ホーム

モデルハウス外観
容積不算入の地下室にはシアタールームを設置。映画だけでなく、演奏会等にも利用できる

 三菱地所ホーム(株)はこのほど、自由設計の注文住宅「ONE ORDER(ワンオーダー)」の最新モデルハウスを「オークラランド住宅公園」(東京都世田谷区)内にオープン。30日に報道陣に公開した。

 同モデルハウスは、東急田園都市線「上町」駅より徒歩10分。地上2階地下1階建て、延床面積約265平方メートル。メインターゲットを、30~40歳代の共働き・子育て世帯とし、「立体発想住宅」をテーマに、地下室・屋上・階間の余剰空間の活用を提案する。

 1階のリビングは、天井高3.7mとゆとりある空間を創出。居住者が休日を家で楽しめるよう、容積不算入の地下室にはシアタールームを設け、屋上をバーベキュー等が可能なルーフバルコニーとした。1階と2階の間には、防災グッズの収納、備蓄ができる「ポケットルーム」を設け、生活利便性にも配慮。有効活用できる延床面積136%(90坪)を実現した。また、全館空調システム「エアロテック」を採用し、地下室の湿度管理・換気にも配慮している。

 「ONE ORDER」の販売坪単価は75万~100万円。同日会見した同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「有活提案として地下室を設けた住宅はよくあるが、全館空調と組み合わせているメーカーは他社にはないのでは。居住者が日々の生活を楽しめるだけでなく、快適さも備えた住宅として訴求していきたい」と述べた。

リビングの天井高は3.7m。開放感ある空間に
屋上はルーフバルコニーとし、休日に家族がバーベキューやピクニックが楽しめるようにした

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