不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/3

大規模農園で持続可能な暮らしを提案

左からKURKKU代表取締役の小林武史氏、木更津市市長の渡辺芳邦氏、住友林業執行役員の髙橋郁郎氏

 住友林業(株)と、オーガニックなライフスタイル提案をテーマに商業施設の企画・運営、飲食店事業などを手掛ける(株)KURKKU、木更津市の3者は、サステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」(千葉県木更津市)を10月5日に開業する。3日、3者が会見した。

 館山自動車道「木更津北」ICより約15分。敷地は約9万坪(30ha)の広大な土地で、KURKKUが2010年に農場を開設し、有機野菜栽培、養鶏などを行なってきた。今回、それらの取り組みをステップアップし、ワークショップや収穫体験、食の魅力等を提案する施設とする。
 住友林業は、木材を生かしたダイニングレストラン、スイーツ、加工肉の販売店舗など4施設の施工を担当。木更津市は、人と自然が調和したまちづくりの推進を目的に「オーガニックなまちづくり条例」を10年に制定。同プロジェクトを親和性が高い取り組みとして支援している。

 施設内には、「農場」「食」「アート」等をテーマに、さまざまなコンテンツを用意。畑での種まきや植え付け等の体験プログラムの他、採れたての食材を提供するレストランやベーカリー、料理教室や企業研修で使用できる多目的スペース、宿泊可能なタイニーハウス等を設ける。また各所に自然と調和したアート作品も展示する。

 同日会見した、住友林業執行役員の髙橋郁郎氏は、「当社はかねてより、非住宅建築物の木造化に取り組んできた。訪れる人だけでなく、そこで働く人にも安らぎを与えるような施設を目指したい」などと述べた。

 今後は、音楽関連のイベントスペースや、新たなアート作品の展示など、順次コンテンツを増やしていく予定。

「KURKKU FIELDS」全体風景
施設内では、野菜の収穫、植え付けの他、収穫した食材を使った料理教室なども開催する(イメージ)

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。