不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/9

会員型コワーキングで実証実験/パナソニック他

「point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)」イメージ」

 パナソニック(株)は8日、(株)オカムラ、ダイキン工業(株)、東京海上日動火災保険(株)、ライオン(株)、(株)MyCity、アサヒビール(株)、TOA(株)、TOTO(株)と共同で、会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)」(東京都千代田区)で、未来のオフィス空間づくりに向けた実証実験を開始すると発表した。

 「point 0 marunouchi」は、「東京」駅徒歩3分の丸の内二丁目ビル内に所在。敷地面積は1,082平方メートルで、総席数は220席。空間にまつわる新たな価値やサービスを出創していくための協創型プラットフォーム「CRESNECT」の第1弾プロジェクトとなる。

 各社の最新技術やデータ、ノウハウを活用し、オープンスペースや会議室、仮眠ブースなどにおいて、多様な働き方に合わせた空間コンテンツを導入。実際に働く人の動きや生体情報、設置機器等の運転データを収集・分析し、コンテンツの高度化や新しいサービスの創出に取り組んでいく。具体的には、室内の温湿度や内装のデザイン、照明・音・香り、アルコールも含めた飲食など、さまざまな要素が働く人に及ぼす効率性や創造性、健康への影響を収集・分析。利用者のフィードバック情報も活用し、効果を検証しながら空間コンテンツの高度化を図る。また、空間コンテンツを通じて、働く人の快適性やウェルネスが重要な評価ポイントとなるオフィス空間の認証制度「WELL Building Standard」のコワーキングスペースでの国内初の獲得も目指す。

 料金は個室・月額会員10万5,000円~(税別)、自由席・都度利用250円~/15分(税別)。開業は7月16日。

 「CRESNECT」では今後、ホテルや店舗、高齢者施設、病院、教育施設などの空間でも、新しい価値やサービスの創出を目指していく。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

コワーキングオフィス

独立して働く人々が共同利用しながら働く事務所。そのような場所を「コワーキングスペース」ということもある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。