不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/19

京都東山の小学校跡地をミュージアム・ホテルに

客室イメージ

 住友商事(株)と、(株)東急ホテルズは、京都市東山区で「ミュージアム・ホテル」をコンセプトとするホテルの出店を決定した。

 両社の共同事業としては、1997年に開業した横浜ベイホテル東急(横浜市西区、開業時の名称「パンパシフィックホテル横浜」)以来、約20年ぶり。京都市から借地して行なう官民連携事業で、地域の賑わい・魅力を創出し、地域経済の活性化に貢献することを目的に、京都市や地域住民と協議しながらまちづくりを進める。

 開発地は、京都市営地下鉄東西線「東山」駅徒歩4分に位置。2011年に閉校した元京都市立白川小学校跡地で、周辺には平安神宮、ロームシアター京都、京都国立近代美術館など京都市の文化拠点が点在。そうした周辺の景観に溶け込む和建築を取り入れるとともに、「ミュージアム・ホテル」をコンセプトに、京都の伝統と文化が感じられるホテルを目指す。
 館内に伝統工芸品や美術品を配置するほか、茶の湯を学ぶことの出来る「日本茶&Bar」や、和の佇まいを堪能できる貸切風呂など、さまざまな体験も用意する。インテリアデザインは(株)乃村工藝社が担当。客室は、和の美しさと現代的な機能性の両立を追求し、ロビーには中庭やアートを主役とする舞台スペースを配置する。

 客室数は約170室、開業は22年夏の予定。

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