不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/31

グリーンボンドを発行/三井不

 三井不動産(株)は30日、「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区)の保留床取得資金のリファイナンスを使途とするグリーンボンドを9月に発行する予定であることを発表した。

 グリーンボンドとは、資金調達の使途を環境改善効果のある事業(グリーンプロジェクト)に限定して発行される債権。同物件は、「産業創造」、「界隈創生」、「地域共生」、「水都再生」をコンセプトとする「日本橋再生計画第2ステージ」の旗艦プロジェクトとなる大型複合ビル。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅地下直結。敷地面積1万1,480平方メートル。地上26階地下3階建て、延床面積約16万8,000平方メートル。

 三井不動産グループは、かねてよりESG経営を推進しており、同物件においても、同社と東京ガス(株)が共同で設立した三井不動産TGスマートエナジー(株)が行なう「日本橋スマートエネルギープロジェクト」の発電施設等を内蔵。それによる電力・熱供給を受けることで省エネ・省CO2を実現、高い防災力を具備している。グリーンボンド発行はESG経営を一層促進しつつ、その方針について幅広いステークホルダーに周知することが目的。

 発行年限は5年、発行額は500億円。同物件の保留床取得資金のリファイナンスとして充当する予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

ESG投資原則

投資に当たって、環境(environment)、社会(social)、企業統治(governance)に配慮している企業を重視・選別する原則。投資先の評価において、財務指標のみでなく、環境、社会、企業...

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。