不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2019/8/6

ビル事業ふるわず減収/三菱地所20年3月期1Q

 三菱地所(株)は6日、2020年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~6月30日)の営業収益は2,658億8,300万円(前年同期比2.5%減)、営業利益468億5,000万円(同3.4%増)、経常利益439億7,800万円(同10.3%増)、当期純利益264億2,000万円(同4.4%増)。

 主力のビル事業では、新規ビルの賃貸収入・利益は増加したが、物件売却収入・利益の減少により、営業収益1,210億8,100万円(同19.0%減)、営業利益338億5,100万円(同9.3%減)と減収減益に。空室率は、丸の内におけるテナント入れ替えに伴う一時的な空室の発生等により、全国全用途が2.29%、丸の内事務所が2.69%と、いずれも上昇した。なお、空室の発生については期初の予想に織り込み済みであり、跡貸しも想定通り順調に進捗しているため、期末の予想に変更はない。
 平均賃料は、丸の内新規ビルにおける賃料発生、および丸の内を中心とした既存ビルの賃料改定等の影響により、全国全用途2万6,910円と上昇した。

 住宅事業は、賃貸マンションの売却収入が減少したものの、海外の分譲マンション事業の売り上げ・利益の増加等により、営業収益713億8,600万円(同3.5%増)、営業利益25億4,000万円(同105.1%増)。増収増益となった。

 通期については、営業収益1兆3,600億円、営業利益2,300億円、経常利益2,070億円、当期純利益1,370億円を見込む。

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