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2019/8/30

プレハブ住宅の完工件数、2年連続で減少

 (一社)プレハブ建築協会はこのほど、2018年度の「プレハブ住宅完工戸数実績調査及び生産能力調査報告書」を発表した。毎年調査しているもので、今回の調査時期は18年4月~19年3月。調査企業は会員70社。

 期中に完工したプレハブ住宅の戸数は、15万858戸(前年度比5.5%減)だった。10・11年度に13万戸台まで減少、その後回復基調となっていたが、17年から2年連続で減少した。全新設住宅着工戸数に占めるプレハブ住宅の割合は、15.8%(同1.1ポイント減)と減少した。

 階層・建て方別完工戸数は、戸建住宅が5万2,352戸(同0.3%増)。共同建て住宅は、9万8,506戸(同8.3%減)で、2年連続の減少となった。

 また、賃貸住宅完工戸数は7万8,707戸で、全賃貸住宅着工戸数に占めるプレハブ住宅の割合は20.2%。長期優良住宅は4万875戸で、プレハブ住宅完工戸数全体の27.1%、ZEHは1万9,699戸で、戸建てプレハブ住宅全体の37.6%を占める。

 プレハブ住宅戸数の多い県は、東京都(2万1,454戸)、愛知県(1万2,859戸)、神奈川県(1万2,716戸)の順。

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プレハブ住宅

現場での施工の前に、あらかじめ工場で部材の加工、組立てを行ない、それを現場で組み立てる住宅。生産性の向上、質の均一性、精度の向上を目的とし、現場作業を軽減させることから工期も短縮できる。また、工場生産により価格が抑えられることなどの特徴がある。

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