不動産ニュース / ハウジング

2019/10/8

木質系最上位ブランドで初の企画タイプ/ミサワ

「4層2階建て」のタイプ
「1.5層の平屋」タイプ

 ミサワホーム(株)は、木質系工業化住宅の最上位ブランド「CENTURY(センチュリー)」における、初の企画タイプ商品「CENTURY Stylepro(スタイルプロ)」を、12日より発売する。

 「4層2階建て」と「1.5層の平屋」の2タイプを開発。30~40歳代の共働きファミリーを対象に、“わたしに調和する、豊かなデザイン。”をコンセプトに、11のシーンに合わせたフィールドメニュー、6つのインテリアスタイル、2タイプ10プランを組み合わせることで、顧客の理想の住まいを構成する。

 1階のパブリックスペースは、120mm厚の木質パネルによる「センチュリーモノコック」構法を最大限に生かし、最高約3mの高天井と幅約4.5mの大開口、最大26畳の広々とし大空間「シーズンリビング」を提案。リビングだけでなく庭とつながりを生かしたおもてなし空間を実現する「アウトドアリビング」としても活用できる。

 その他、付かず離れずの距離感を立体的に取り入れたスキップフロア設計による書斎や、ホームコモンズ空間に加え、シンクとコンロを2つの作業台に分ける事で、家族で家事シェアができるキッチン等を提案する。

 また、太陽光発電システムの搭載量を増加させる屋根形状「ECOフォルム」により、標準仕様でZEHに対応。さらに、天気予報等の気候情報と連動したトリップルーバーや散水ミストの制御、インターホンと連動した訪問者への対応など、庭でのIoTサービスを新規採用している。 

 参考価格は、2階建て「33-2SE-1」(建築面積62.19平方メートル)、平屋「30-1SE-1」(建築面積106.32平方メートル)で2,800万円(税込み)。2019年度の販売目標棟数は、センチュリーブランド全体で2,500棟。

 7日の新商品発表会において、同社取締役専務執行役員の作尾徹也氏は、「センチュリーモノコック構法は非常に好評で、現在同社のパネル受注の30%を占めるまでになっている。企画商品化により、ある程度の方向性を持ったパッケージを提示することで、お客さま目線に立った効率化を図っていく」と話した。

モデル棟のリビングは天井高3.04m
1階と2階をつなぐホームコモンズ空間

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