不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/11

大型の京町家を宿泊施設に再生

「宿ルKYOTO 抹茶ノ宿」外観

 京阪電鉄不動産(株)と(株)インテリックスは、京町家をリノベーションした宿泊施設「宿ルKYOTO 抹茶ノ宿」(京都市下京区、総客室数4室)を11月1日に開業する。

 両社は京町家再生を目的に業務提携し、「継(つぐ)」プロジェクトを進めている。同施設は、同プロジェクトの初弾となる。

 JR山陰線「梅小路京都西」駅から徒歩5分に立地。乾物の商店として使われていた京町家をリノベーションした。敷地面積約172平方メートル、延床面積約251平方メートル。

 1・2階とも天井が高く、建物内部の通り庭を2棟の建物で共有するという独自の形状と、そこに生まれる8mの吹き抜け空間が特徴。その形状を生かしつつ、4室の客室(和室・定員2~6人)や、宿泊者がセルフグリルを楽しめる囲炉裏等を設置した。京町家では珍しい大型タイプの施設で、施設全体での最大宿泊人数は18人となるため、長期滞在のファミリーや、グループでの利用が可能。

 路面区画に入居する「cha cha cha」では、抹茶ドリンクの販売を行なう他、宿泊向けに抹茶体験も提供する。

 施設の運営は、(株)トマルバ。常駐の有人オペレーションを行なう。

客室

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。