不動産ニュース / 政策・制度

2019/11/12

海外事業等が寄与し増収増益/ミサワ20年3月期2Q

 ミサワホーム(株)は11日、2020年3月期第2四半期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(19年4月1日~9月30日)の売上高は2,093億1,700万円(前年同期比11.0%増)、営業利益50億1,700万円(同81.3%増)、経常利益52億5,000万円(同79.7%増)、当期純利益30億6,200万円(同20.3%増)。売上総戸数は4,722戸(同3%増)となった。連結に加わった海外子会社の売上げや、リフォーム、マンション売り上げの増加により増収増益となった。

 主力の戸建住宅事業では、木質系工業化住宅の最上位ブランドCENTURYシリーズに、災害に備えた住まいのレジリエンスを強化した「MISAWA-LCP」デザインのモデルを追加。同事業の売上高は1,116億円(同2.3%増)、受注高は1,057億円(同9.7%減)となった。

 リフォーム事業では、戸建住宅の他にもマンションや非住宅のリフォームを積極的に推進。リファイニング建築を活用した事業展開を図る新会社「MAリファイニングシステムズ(株)」を設立するなどした結果、売上高332億円(同12.8%増)を計上。まちづくり事業では、分譲マンション「クロッセ秋田」やシニア向け分譲マンション「ルミシア浦安舞浜」の販売を開始し、売上高は229億円(同11.5%増)となった。

 海外事業を含むその他事業では、豪州と米国において戸建住宅の分譲を中心に事業を推進。売上高は190億円(同152.7%増)と、大幅に増加した。

 説明会において、同社代表取締役社長の磯貝匡志氏は、「3ヵ年中期経営計画の最終年度として推進してきた“ポートフォリオの多様化”の成果が表れる結果となった」と話した。また、今後はストック事業にも注力していくとし、同社やミサワリフォーム(株)、ミサワホーム不動産(株)といったミサワグループ各社が連携し、多面的なソリューションを提案する仕組み「(仮称)MR&R(ミサワ リアルエステイト アンド リフォーム)」を検討しているとし、「個人のお客様だけでなく、法人の不動産利活用などにワンストップで対応していきたい」(同氏)とした。

 なお、同社は12月30日付で上場廃止となるため、次期の業績予想は発表していない。

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