(株)長谷工コーポレーションは19日、(株)細田工務店を子会社化すると発表した。金融商品取引法による普通株式の公開買い付け(TOB)を実施。細田工務店は東京証券取引所ジャスダック市場から上場廃止となる見込み。
価格は1株当たり130円。買付予定数は1,874万2,210株で、買付予定数の下限は1,249万4,807株(所有割合66.67%)と設定。公開買付けにおいて、対象者株式のすべて(対象者が所有する自己株式を除く)を取得することを企図しているため、買付予定数の上限については設定せず、応募株券等の総数が買付予定数の下限以上の場合は、応募株券等の全部の買い付けを行なう方針。
長谷工コーポレーションは、事業エリア・事業分野の拡大へ向けた取り組みを加速するべく、必要とする事業分野への事業・資本提携およびM&A等の推進を重点戦略と位置付けている。一方、細田工務店は、分譲事業・建設事業・ストック事業を展開していたものの、用地取得競争の激化による仕入原価の上昇に伴い販売価格も上昇し、それにより顧客の購買意欲も減退するなど事業環境が厳しくなっていた。両社のさらなる事業の発展には、長谷工グループの傘下に細田工務店を加わることが効果的であると、TOBの合意に至った。