不動産ニュース / 開発・分譲

2020/1/16

海老名駅前のタワーM、販売好調/小田急不他

「リーフィアタワー海老名アクロスコート」外観。奥に見えるのが建設中の2棟目「ブリスコート」

 小田急不動産(株)、三菱地所レジデンス(株)および小田急電鉄(株)は、分譲免震タワーマンション「リーフィアタワー海老名アクロスコート」(神奈川県海老名市、総戸数304戸)を2019年10月に竣工。16日、マスコミに公開した。

 小田急線「海老名」駅徒歩3分、同駅とJR相模線「海老名」駅間に広がる大規模複合開発エリア「ViNA GARDENS」内に立地。同マンションの敷地面積5,035.77平方メートル、延床面積3万3,612平方メートル、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地上31階建て。

 「ViNA GARDENS」は、「憩う」「くらす」「育む」がコンセプトの小田急電鉄車庫用地跡地の再開発。全体計画完了は25年度。3.5haの開発地を「賑わい創出エリア」と「くらしエリア」に分け、賑わい創出エリアには17年竣工済みの飲食店中心の商業施設「TERRACE」(地上4階建て、店舗数28店舗)ほか、オフィス(地上14階建て、21年下期竣工予定)やクリニック、フィットネスクラブなどを誘致するサービス施設(地上10階建て、21年春頃開業予定)を計画している。

 くらしエリアには、タワーマンション3棟(うち1棟は詳細未定)と住宅系施設を計画しており、同マンションは1棟目のタワーマンションとなる。共用部には、28階の高さから眺望が愉しめるスカイラウンジの他、子供用遊具を備えたコミュニティルーム、約1,000冊の書籍を備えたオーナーズライブラリーやゲストルームを設置。敷地内の自走式駐車場(居住者用169台・来客用2台)の屋上には芝生を敷いた約1,100平方メートルの入居者専用の「エアリーガーデン」も用意した。
 共用廊下側の吹き抜けや幅広い間口など、光と風の通り抜けを重視した設計を採用。間取りは1LDK~4LDK、専有面積45.25~120.65平方メートル。水回り位置を自由に決められる仕様で、全50の多彩なプランバリエーションを用意した。最上階にはプレミアム住戸(専有面積100~120平方メートル)を7戸設置している。

 18年1月より販売を開始しており、現在、279戸が成約済み(成約率92%)と好調。販売価格は3,200万(1LDK)~1億6,488万円(プレミアム住戸4LDK)、平均坪単価は周辺相場で最高価格となる258万2,000円。購入者属性は、海老名市在住者が約4割、ついで厚木市や横浜市在住者が多く近隣エリアを中心とする持ち家からの住み替え需要が高い(約50%)。年代は20代後半のプレファミリーからシニア層まで。

 なお、現在2棟目「リーフィアタワー海老名ブリスコート」(総戸数302戸、地上31階、20年10月竣工予定)を建設中。同マンションは19年6月に販売開始。現在104戸が成約済みで平均坪単価は251万9,000円となっている。

モデル住戸のLDK。3LDK(73.92平方メートル、24階)、販売価格は6,138万円
駐車場屋上に約1,100平方メートルのガーデンも

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