不動産ニュース / 開発・分譲

2020/1/21

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーが竣工

「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」外観。奥に見えるのが「虎ノ門ヒルズ 森タワー」
竣工式で「今後もこの虎ノ門エリアの一体的なまちづくりに全力で取り組んでいく」などと抱負を述べる辻社長

 森ビル(株)は、参加組合員として参画する虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合が推進する「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」(東京都港区)を1月15日に竣工。21日に竣工式を開催した。開業は4月の予定。

 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩5分、同日比谷線「神谷町」駅徒歩7分に立地。敷地面積約1万65平方メートル、延床面積約17万2,925平方メートル。鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上36階地下3階建て。
 5~36階がオフィスフロア、地下1~地上3階が商業エリア。4階に大企業の新規事業創発に特化した約3,800平方メートルの大規模インキュベーションセンター「ARCH(アーチ)」も開設した。

 オフィスの総貸室面積は約9万6,000平方メートル。基準階貸室面積は約3,000平方メートルで、全方位に約20mの奥行きを持つ整形無柱空間を実現。天井高は約3mで床から天井までのフルハイトサッシが、明るく開放的な執務スペースを創出している。各階共用部には、社員同士のコミュニケーションの場となるリフレッシュコーナーを設置。また、各階に防災備蓄倉庫も備えた。
 満室での竣工となっており、日系・外資系問わず、IT・金融系、メーカーなど、さまざまな業種の企業が入居を予定している。

 商業エリアは約7,600平方メートルに計58店舗が入居。高品質なスーパーマーケットやカジュアルな飲食店、和菓子、スイーツ、ワインなどを扱う店舗のほか、東京中の名店が一堂に集まる食のランドマーク「虎ノ門横丁」といった多彩な飲食・物販・サービス店舗を揃えた。

 また、エリア全体をつなぐ歩行者ネットワークの強化として、2階に「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と連結する歩行者デッキを設置。将来的には「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(2021年1月竣工予定)、20年6月6日開業予定の東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(23年7月竣工予定)ともデッキでつなげる計画。
 さらに地下通路で「虎ノ門ヒルズ」駅や「虎ノ門」駅と連結。1階には空港リムジンバスや都心部と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)も発着可能なバスターミナルを設置した。

 地下3階には、エネルギー利用の効率化と防災機能の強化を目的に、虎ノ門ヒルズエリア内に電気と熱を供給する独自のエネルギープラントを設置。ガスコージェネレーションシステム(CGS)などの自家発電システムや、大規模水蓄熱槽・廃熱利用設備を活用した高効率熱製造システムを導入している。

 竣工式で挨拶した同社代表取締役社長の辻 慎吾氏は「虎ノ門は創業の地で特別な思い入れがある。周辺を連鎖的に、多機能で一体的な都市開発を進めることにより、このまちが世界でも類を見ない国際都市に生まれ変わる。この『虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー』はそのカギとなる大変重要なプロジェクトだ。歩行者デッキや地下通路、BRTのバスターミナルなど、都心の新たな交通結束点としてもこのエリアの利便性や価値の向上に貢献すると信じている。当社は、今後もこの虎ノ門エリアの一体的なまちづくりに全力で取り組んでいく」などと抱負を述べた。

オフィスロビー。世界で活躍するアジア現代美術作家のアート作品を設置
2階に設置した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と連結する歩行者デッキ

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2020年10月号
不動産実務に役立つ情報が満載!

不動産テックの浸透で流通業務、管理業務はどう変わるのか?最新事情をレポート。
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムック防災・復興ハンドブック<改訂版>

自然災害に備えて!手元に常備しておきたい一冊

価格: 500円+税(送料サービス)

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 900円+税(送料サービス)

お知らせ

2020/9/5

「記者の目」更新しました!

“さりげない”見守りをICT活用で実現」配信しました!
高齢者世帯の増加に伴い、監視カメラや赤外線センサー等を駆使して「見守り」を行なうサービスも増えてきた。ところが最近は、IoT、ICTを活用した「さりげない」見守りが登場してきている。いったい、どういったサービスなのか?詳しくは記事をチェック。

月刊不動産流通20年10月号」の特集「コロナで加速! 不動産テックで業務が変わる」では、テックを活用しサービス向上や業務効率化につなげている事業者を取材!併せてご覧ください。