不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/1/31

新中計、22年度経常利益1,100億円/ヒューリック

 ヒューリック(株)は30日、2019年12月決算(連結)を発表した。

 当期(19年1月1日~12月31日)は、売上高3,572億7,200万円(前年同期比24.2%増)、営業利益883億5,300万円(同16.9%増)、経常利益846億4,500万円(同16.7%増)、当期純利益588億500万円(同18.7%増)となった。

 主力の不動産事業は、建て替えについては、順調に計画が進行。新規物件の取得については、「ヒューリック芝公園大門通ビル」(東京都港区)など13物件を取得した。不動産賃貸収入の増加に加え、販売用不動産の売却も順調に推移したことなどから、営業収益は3,351億2,700万円(同30.3%増)、営業利益は957億1,100万円(同18.0%増)となった。

 通期については、売上高は販売用不動産の売買動向で大きく変動する可能性があるとして非開示。営業利益1,000億円、経常利益920億円、当期純利益620億円を見込む。

 また、新中期経営計画(20~22年)と新長期経営計画(20~29年)についても発表。前中期計画(18~20年)および前長期経営計画(14~23年)の経常利益目標を、前倒しで達成したことから、新たに計画を策定した。

 ビジネスモデルの進化と賃貸ポートフォリオの再構築、開発事業およびバリューアッド事業の強靭化、独自性のある新規事業領域の創造とグループ力の向上等を図っていく。定量目標は、22年度経常利益1,100億円、29年度は1,800億円を目指す。

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ポートフォリオ(Portfolio)

投資家が保有する投資資産の集合をいう。株式、債券、投資信託、不動産などはいずれも投資資産であり、投資家はこれらを全体として管理する。

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